2022年6月3日金曜日

鏡がおけるようになりました

 お久しぶりです。miyamotoです。


最近ダンス物のキャプチャーの収録が増えつつあることもあり

エリア内で振付確認をしたいとの需要にお応えするために移動式の鏡を新規で導入しました!



横幅120cmで全5枚設置すると横幅6mほどになります!


正面から見るとこんな感じです
移動式ですので振付に合わせて、ある程度設置場所の変更もできます



また、画像の位置であれば鏡を設置したままの撮影も可能になりましたので

本番中でも鏡を確認しながら踊れるようになりました。



今後も演者さんの要望に合わせて

撮影時、少しでもやりやすい環境にしていければと思います。

以上、miyamotoでした。

2021年10月20日水曜日

OptiTrack Gloves By MANUS 導入!

 

お疲れ様です

はっちゃんです


この度、スタジオイブキでは新機材「OptiTrack Gloves By MANUS」を導入しました

グローブ方式のキャプチャーシステムにより、アクターの繊細な指の動きが収録可能になり

OptiTrackシステムと同期してボディと指の動きを同時に収録することができます!



2020年11月11日水曜日

マーカー作成!


どうも、さわっちです!
またまた前回の自分の番のブログ更新から早2年…本当にレアキャラになってますね。
世間的には色々ありましたが元気にしてます!


さて、ちょこちょこ案件と案件の隙間に空いた時間ができるようになったので
自宅でマーカーの作成をしてます。
イブキでは人に付けるマーカーは手作りの物を使っています。
今まではまとまった時間がある時にしか作れなかったのですが、
自宅作業だとすぐ横に材料を置いておけるのでちょっとした時間に出来るようになり
作るのが捗りますね。
今回はそんなマーカーの作り方を紹介します!

まずスポンジに短冊状に切った反射シートを貼ります。
中がスポンジなので倒れ演技などした時でも痛くない!

反射シートを貼り終えた後はベルクロに瞬間接着剤を使ってスポンジを貼ります。
大体ここで指やカッターマットに瞬間接着剤が付いててんやわんやします。

1日くらい乾かして完成です!
大体一日中集中して作っても演者一人分に必要な数まではいかないので
日々ちまちま数を稼いでます。


綺麗なマーカーで撮影するとより良いデータが撮れるので
定期的に新品マーカーに入れ替えが発生します。
後はダンスやアクション系を取った後だと傷や接着部分が剥がれたりなどすることが
多いのでその時にも入れ替えたりします。
新品マーカーが沢山あるに越したことはないのでテレワークのおかげで
作る機会が増えたのはありがたいですね!
それでは、今回はここまで。
さわっちでした~

2020年11月6日金曜日

【Vtuberの作り方!】 その③



お疲れ様です はっちゃんです


お久しぶりの【Vtuberの作り方!】第3弾!

今回は前回お伝えしたVtuberを作るための3つの要素

①Bodyトラッキングについて掘り下げてご紹介!


モーションキャプチャーには【光学式】【ジャイロセンサー式】等等いろいろな種類のシステムがありますが

「柊うるめ」で使用している【光学式】でのお話です


モジモジくんスーツ(MCスーツ)を着て体に50個の

マーカーセンサーを装着し、体の表面の動きを計測し

そのマーカーの動きから演者の骨格(skeleton)の動きを

計算して、その動きをCGモデルの骨格へ流し込み

キャラクターを動かします。


例えばUnityのモデルをリアルタイムに動かしてライブ配信

①マーカーデータの3次元データ化

②マーカーデータのID付け(ラベリング)

③骨格の動きを作成(Solving)

④SolvingデータをUnityへストリーミング

⑤Unity上でSDK(スクリプト)を使用してCGモデルへSolving データを流し込む

⑥Unityの演算処理を使用して服・髪の毛等の揺れものを計算

⑦リアルタイムレンダリングを行う

⑧OBS等へ映像を読み込みライブ配信


上記をリアルタイムに行っています・・・

なので上記工程の中で一つでも不具合が起きると事故ります!


ちなみに、「柊うるめ」自転車動画では

自転車の前輪・後輪・本体・ハンドル それぞれにマーカーを

いくつか付けて動きをトラッキングしています


あまり掘り下げられていないような気もしますが・・・

今回はここまで!


ではまた!



2020年10月26日月曜日

ハンドグローブ検証

 お疲れ様です。miyamotoです。


まだまだコロナで大変ですが、お仕事をしつつも機材周りの更新をしたりなど

スタジオは稼働しています。

先日は、ハンドグローブ機材のデモでの検証を行いました。


指周りの動きを撮る際、5本の動きを正確に撮影するのにマーカーが向いていないので

センサー方式のハンドグローブで補えないかということで、前々から検討していました。

(画像は以前からスタジオにあったグローブでの検証画像です)


今回はPrime2の検証でしたが、前シリーズよりもより精度が上がり

指の開き具合などの細かな動きが撮れるようになっているのが印象的でした。


マーカーでの撮影時と違いデータの欠損の心配もないので

ダンス等の細かな指の撮影が必要な案件等で使えるのではないかと思います。


以上、miyamotoでした。

2020年4月22日水曜日

新型コロナウイルス感染症に勝つために

お疲れ様です
はっちゃんです


新型コロナウイルス感染症の爆発的な流行に伴い
CG業界にもその影響が出始めており
テレワークでの作業環境がスタジオイブキのあるグリオグルーヴでも進められて
現在、ほとんどのスタッフが自宅で作業を行っています

モーションキャプチャー収録の現場に関しては
テレワークを行える業務ではないため
感染がおこらないよう対策をしています。



2019年12月5日木曜日

【Vtuberの作り方!】 その②




お疲れ様です 
はっちゃんです

今回は【Vtuberの作り方!】第2弾!
Vtuber「柊うるめ」でのリアルタイムモーションキャプチャーについて
ご紹介していきたいと思います

Vtuber【柊うるめ】

Twitter
 https://twitter.com/HiiragiUrume

YouTube
 https://www.youtube.com/channel/UCx5QOWzX0t0pr8TM2nzd6UQ

SHOWROOM
 https://www.showroom-live.com/hiiragiurume

※フォロー、チャンネル登録ぜひよろしくお願いします!




さて、Vtuberでのライブ配信を行うにはとてもとても高いハードルがあります・・・
それは・・・

リアルタイムモーションキャプチャーです!!

大きく分けて

①Body(体)のモーションキャプチャー
②指のモーションキャプチャー
③フェイシャル(表情)のモーションキャプチャー

この3か所のモーションキャプチャーが必要になります!


「柊うるめ」の場合は
①Body・・・OptiTrack(光学式)システムを使用

体に50程度のセンサーマーカーを装着し
そのマーカーの動きから骨の動きをリアルタイムに割り出し
さらに、Unityへその骨の動きをストリーミングさせて
Unityモデルをリアルタイムに動かします・・・
これだけでもけっこう大変なんですがさらに!

②指・・・「OptiTrack」か「グローブ式」システムを使用

指の動きをOptiTrackかグローブ式のキャプチャーシステムを使用して
リアルタイムにUnityモデルへストリーミングを行います
さらにさらに!!!!!!

③フェイシャル・・・Dynamixyzシステムを使用

フェイシャルはDynamixyzを使用してリアルタイムに
Unityモデルへ表情をストリーミング!!!・・・




という形で3つの要素をリアルタイムにモーションキャプチャーを行い
データをUnityへストリーミングして集約させて
一人のキャラクターが完成します

【服の揺れ】【髪】等の俗に「揺れもの」と呼ばれる部分に関しては
Unityの物理演算機能を使用して表現するため
モデルのセットアップさえ行っておけばある程度の動きが
リアルタイムに見れるようになります



そうしてUnity上でキャラクターとして生き生きと動いている映像を配信ソフトから
YouTube等へストリーミングするという流れです・・・

Vtuberのライブ配信は大変!!!!!

ということがお分かりいただけましたでしょうか


ただ、あくまでも「柊うるめ」でのライブ配信方法ですので
一例と考えてくださいね

他のVtuberさんに関してもそれぞれの運営さんが
いろいろな方法でキャラクターに命を吹き込み
工夫をして運営をしているのです!


次回の【Vtuberの作り方!】その③は今回紹介した
3つの要素それぞれを掘り下げてご紹介していきます

ではまた!